コストパフォーマンスが高い理由

注文住宅の選択肢は、大きく分けてハウスメーカーと工務店の2種類です。家を作るという点は同じでも、ハウスメーカーと工務店ではコスト面で大きな違いがあります。工務店がコストを抑えて家造りが実現できる理由は宣伝に掛かるコストです。全国に支店を持つハウスメーカーは、独自のノウハウで施工を行うことで費用を安くできます。しかし、コストは抑えられてもテレビCMを始めとした宣伝に多額の費用掛けることで、トータルの費用が高くなりがちです。一方、工務店は地域密着の営業を基本としているので、大々的に宣伝を行う必要がありません。施工に関わる人数も少なく、大手ハウスメーカーのように家造りの費用に人件費が上乗せされないのでトータルの費用を安くできます。

工務店で費用を抑えるコツ

家造りの費用を抑える上で必要な作業が業者選びです。施工費用は平均相場を基準に各工務店の判断で決められます。同じ材料や設備で注文をしたにもかかわらず、見積もり金額に数十万円近い差が出るのはこれが理由です。面倒だからという理由で一つの工務店だけで判断をすると、お金が無駄になることもあります。建設予定地に対応している工務店を4店ほどピックアップして、比較検討をすることが基本です。注文住宅は自分の理想の間取りを実現できるのが魅力ですが、こだわり過ぎて複雑な内装にすると完成までに時間が掛かって人件費がかさみます。屋根を含めた外観も同様に、デザイン次第で完成までの期間が大きく変わるので注意が必要です。自分の中で譲れない部分、妥協しても良い点をハッキリさせておくことがコスト減に繋がります。