地方の都市部から離れた場所なら三千万円未満で購入できることも

土地有りの注文住宅の相場は土地の価格に大きく左右されますが、一般的に地方の都市部から離れたエリアでは、土地と建物を含めて三千万円未満で購入できることもあります。特に、過疎化が進んでいるところや、周辺に商業施設や医療機関、学校などが少ないところは、生活が不便になるものの、安く注文住宅を建てたい人に向いています。また、住宅の基礎として海外製の低価格の木材を選択したり、外壁のデザインを簡単なものにしたりする場合は、施工を依頼する会社によりますが大幅に費用を節約できるケースもあります。そうした中、立地にあまりこだわらずに注文住宅を建てたい人は、早いうちから地方の不動産会社やハウスメーカーと相談しながら土地を探し始めるのがおすすめです。

首都圏や関西の大都市圏は五千万円を超えることも多い

首都圏や関西の大都市圏で注文住宅を購入する際は、オフィス街を中心に地価が年々高騰しているエリアが多いことや、人々の住宅に対するニーズが高まっていることから、トータルで五千万円以上の費用が発生するケースもあります。そのため、頭金や住宅ローンを利用して二十年や三十年の期間を掛けて住宅を購入したい場合には、余裕を持って興味のあるエリアの地価をリサーチしたり、適正価格で施工を請け負ってくれる会社を探したりすることが大切です。なお、大都市の交通の便や生活環境などが良いエリアで少しでも安く注文住宅を建てたい人は、細長い土地を購入して狭小住宅の購入計画を立てたり、日当たりなどの条件に妥協して土地を選択したりする方法もあります。